トレーナーからのメッセージ
姿勢に影響する三半規管
三半規管という名前は聞いたことありますでしょうか。
耳の奥にある器官のことです。実は、ここが弱ると姿勢にかなりの悪影響を及ぼします。
(三半規管のほかに耳石器という器官もありこれらの総称を前庭覚といいます。今回は三半規管で進めていきます。)
三半規管は、人間が空間を把握したり位置の感覚を適切につかむための器官です。この三半規管は加齢や運動不足に加え目の使い過ぎにより弱っていきます。
この文章を読まれている方の中には、昔は乗り物酔いをしなかったがここ最近酔うようになったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
上記が原因で自身の位置感覚をつかむための三半規管が弱くなることで、身体には様々な代償が出ます。
・腰痛や肩こりが出るようになる
・位置感覚がつかめなくなり、前ももや背中を過剰に使ってしまい姿勢が乱れる
・頭部が前方へ移動する
・胸を張りにくくなる
・疲労がたまりやすくなる
そのほかにも様々な症状が現れますが、主にこのようなことが生じます。
ボディメイクをしていく場合、この三半規管の働きが正常かどうかは非常に重要になります。
特に姿勢改善や慢性痛の改善(肩こり腰痛など)をする場合、一般的には筋肉へのアプローチ(トレーニングやストレッチなど)が主流ですがそれだけでは不十分だと私は考えています。
むしろ、三半規管や視覚、呼吸機能や脳機能など目に見えない部分が原因であり、その結果として姿勢の乱れや慢性痛が起きていることが多いです。
整体に行ったものの2日3日で元通りになったという経験をした方もいらっしゃると思います。それは根本の原因が筋肉ではないからです。
実際、弊ジムPremiere(プルミエール)がトレーニング指導をする際はクライアントの三半規管の状態を確認するようにしています。動作不良や姿勢の乱れ、その他症状が見受けられる際の原因として三半規管が関係する可能性が高いためです。
そのため、日常生活のヒアリングやクライアントの姿勢、トレーニング中の動作を確認し三半規管の弱化が考えられる場合は適宜改善するようなアプローチもしております。
現在の身体の状態は、様々な要素が複雑に絡みあってできています。
痩せられない、姿勢が悪い、肩こりや腰痛がひどいというケースに対して色々な角度から試行錯誤をする必要があります。ボディメイクは仮説と検証の繰り返しなのです。あなたに合ったアプローチを見つけていきましょう。
お身体の悩みがありましたら、ぜひ一度Premiereをお越しくださいませ。一緒にその悩みを解決しましょう!